コラム

オリンピックと喫煙対策

2019年5月1日、新しい元号「令和」の時代が幕開けました。どんな時代になるのか楽しみですが、何はともあれ令和最初のビッグイベントと言えばそう、1年後に控えた2020年東京五輪・パラリンピックです。日本の選手の活躍がとても楽しみです。ところで皆さん、日本政府はこの東京五輪・パラリンピックに向けて恒久的な喫煙対策を打ち立てているのをご存じでしたか?

国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機構(WHO)は2010年に「たばこのない五輪」の推進で合意し、以降、ロンドン(2012年)やリオデジャネイロ(2016年)など五輪開催国は罰則伴う法規制を整備してきました。もちろん日本も例外ではなく、東京大会を目指し、受動喫煙対策を強化する法律を整備、公共の場での屋内禁煙を初めて罰則付きで義務付けるはこびとなりました。

いまや、タバコが健康に良くないことは、多くの人が知っています。タバコの煙には、依存性の強いニコチンやタール、一酸化炭素をはじめとする200種類以上の有害物質や50種類以上の発がん性物質が含まれています。喫煙している本人はもとより自分の意思とは関係なくタバコの煙を吸い込んでしまう「受動喫煙(二次喫煙)」は、タバコを吸わない人を、がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などの危険にさらします。子どもにいたっては、胎児のときから健康被害を受けているといいます。さらには、服や髪などについたタバコの臭いで、有害物質にさらされてしまうサードハンドスモーク(三次喫煙)は受動喫煙に比べるとより有害であるとの報告があります。たばこを吸ったあとの呼気中には45分間はたばこの有害物質が含まれているといわれています。奈良県生駒市ではたばこを吸った市職員は、45分間は役所内のエレベーターの利用を禁止しており、サードハンドスモーク対策を行っているとのことです。

令和元年5月31日は「世界禁煙デー」です。日本では5月31日から6月6日まで「禁煙週間」とし、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」というテーマを掲げています。愛煙家にはサードハンドスモークまでを考えたスモーキングエチケットが求められる時代が来たのかも知れません。東京五輪・パラリンピックではたばこを吸う人も吸わない人も選手たちに一緒に熱い声援を送りたいですね!!

アール薬局では「タバコをやめたい!」という方に対して薬剤師が禁煙相談を行っています。一定の条件を満たせば医療保険で禁煙が出来ます。いつでもお気軽にご相談ください!

アール薬局 生駒駅前南店 浅田智哉
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