コラム

心の発達は体の発達とともにある

近年、子供の運動能力やコミュニケーション能力の低下、肥満が問題視されています。その背景にはゲームやインターネットの普及、核家族化、すぐに手に取れるお菓子などがあげられますが、それだけではありません。基本的運動能力の土台を築き、味覚を最も成長させる乳幼児期の過ごし方が深く関係しているのです。
体全体を使った運動遊びをたくさん行うことで、体幹が自然と鍛えられたり、筋力がUPし、バランス感覚やジャンプ力などが身に付きます。乳幼児期の子供は発達段階の途中なので、遊びの中で少しずつ体力をつけ、自由に体を動かせるようになっていくのです。“昨日できなかったジャンプが出来るようにた!”  “自分の足で歩いて(走って)好きな場所まで行けるようになった!”という経験は、子供にとって体だけでなく心も大きく育んでいます。そうした経験が子供の自立心を育て、好奇心やチャレンジ精神を育てるのです。

“危ないから”と言って、転ぶ前に手を差し伸べてはいませんか?
“怪我をさせないように”と言って、子供のやりたいことを制限してはいませんか?
子供の安全を守る事はとても大切なことではありますが、子供が痛みや危ないことを学ぶ機会を奪ってしまってはいけません。いざ転んだ時に手をつくことができず、顔に大きな怪我が出来る…痛みがわからず、他人に怪我をさせてしまう…というようなこともあるかもしれません。
『人の痛みが分かる優しい心』を育て、『いざという時に身を守れる体』を作る手伝いを大人はしてあげたいですね。

また、たくさん運動をするということはエネルギーをたくさん使い、空腹を感じます。お菓子ではなく、よりご飯の美味しさを感じることでしょう。大人が美味しくご飯を食べる姿は、子供の心を動かします。皆さんも誰かが美味しそうに食べている姿を見ると、食べたくなってしまうことありますよね(笑) 成長と共に好き嫌いが出てくることは味覚が育っているということでもあります。大人が美味しく食べる姿を見せることで、“どんな味がするんだろう?”“食べてみようかな?”という気持ちになるきっかけが生まれます。たくさん動いて思いきり遊ぶ時間、美味しい食事の時間をぜひ作ってあげて下さいね。

子供にとっての初めてのコミュニケーションの相手は親や身近な大人です。乳幼児期の遊び・食事・コミュニケーション、それら一つ一つの時間が子供の心と体の成長に大きく繋がっているのです。

キッズ・ガーデン 保育士 尾崎
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